【2026年】IT資格おすすめランキング|転職に強い・稼げる資格を求人数で比較【28資格一覧】

「どのIT資格が転職で評価されるのか」を、印象ではなく求人データで確かめるために、デジクオ編集部が転職サイトの公開求人を集計しました。

求人の数だけでなく、高年収の求人がどれだけ含まれるかもあわせて見ることで、「名前はよく見るけれど年収にはつながりにくい資格」と「求人は少ないけれど高く評価される資格」の違いが見えてきます。

  • この記事は、IPAの高度試験、AWS認定、Python、ORACLE MASTERなど、IT資格を10個以上取得しているデジクオ編集部が確認しています

集計方法

項目 内容
集計日 2026年10月23日・24日
対象 IT資格28種(IPAの国家試験、技術士、PMP・CISSPなどの国際資格、主要ベンダー資格、G検定など)
データ doda/マイナビ転職/ビズリーチの公開求人検索(ログイン不要の範囲)
求人件数 資格名をキーワードに検索したときの該当件数
高年収率 doda の「固定給35万円以上」で絞り込んだ件数 ÷ 全体の件数
スコア doda の求人件数(50点)+高年収率(50点)=100点満点。マイナビ転職・ビズリーチの件数は比較用で、スコアには含めていません
  • 求人件数は差が大きいため、対数で換算しています(件数が多いほど点数の伸びはゆるやかになります)
  • 高年収率は60%以上を満点としています
  • スコアが同点の場合は、小数点以下の値で順位を付けています
  • 「3サイト合計」は3つのサイトの件数を足した参考値です。同じ求人が複数のサイトに載っている場合は重複して数えています
  • 固定給35万円は、賞与・残業代を除いた月給の目安で、年収ではおおよそ500〜600万円以上の求人にあたります
  • 順位は上記の数字だけで決めています。編集部の印象や、広告・アフィリエイトの有無は順位に影響しません

IT資格おすすめランキング(総合)

見出し(スコア・件数・高年収率)をクリックすると、その項目で並び替えできます。

順位 資格 スコア doda 件数 3サイト合計 高年収率
1 PMP 89 1,591 2,858 51%
2 CISSP 85 368 1,008 57%
3 システム監査技術者 76 130 292 54%
4 情報処理安全確保支援士 75 544 1,257 42%
5 システムアーキテクト 73 429 803 41%
6 ITIL 71 752 1,244 35%
7 AWS認定 71 602 969 37%
8 プロジェクトマネージャ試験 70 105 176 49%
9 応用情報技術者 66 1,876 2,682 22%
10 基本情報技術者 64 2,750 3,801 17%
11 ネットワークスペシャリスト 60 501 832 25%
12 G検定 59 220 348 30%
13 CCNP 59 648 1,040 22%
14 ITパスポート 59 1,869 2,545 13%
15 マイクロソフト認定 58 78 153 37%
16 ITストラテジスト 58 258 475 28%
17 CCNA 57 1,398 1,959 13%
18 ITサービスマネージャ 56 94 207 33%
19 技術士(情報工学部門) 56 48 71 38%
20 LPIC 53 702 936 14%
21 データベーススペシャリスト 51 246 372 20%
22 ORACLE MASTER 51 280 327 19%
23 LinuC 49 295 382 16%
24 Java Silver(Oracle認定Javaプログラマ) 44 138 176 15%
25 ITコーディネータ 42 23 46 26%
26 情報セキュリティマネジメント試験 37 101 120 9%
27 エンベデッドシステムスペシャリスト 30 37 86 8%
28 Python 3 エンジニア認定 27 20 28 10%

上位資格の解説

1位 PMP

doda・ビズリーチの両方で求人数が多く、高年収率も50%を超えています。後で紹介する職種別の集計でも、業務系アプリ・インフラ・Web系のすべてで上位に入っており、職種を問わず評価される資格です。

2位 CISSP/4位 情報処理安全確保支援士

セキュリティ系の2資格は、高年収率がそれぞれ57%・42%と高く、ハイクラス向けのビズリーチでは同数で2位に入りました。一方、幅広い層向けのマイナビ転職では順位が下がっており、「経験者・上位職での需要が特に強い資格」と言えます。

3位 システム監査技術者

dodaの求人件数は130件と少なめですが、高年収率は54%で、28資格の中でCISSPに次ぐ2位です。件数が少ないぶん、求められる場面では年収の高いポジションが多いことがうかがえます。

5位 システムアーキテクト

dodaの求人件数は429件、高年収率は41%です。件数と年収のバランスがよく、システム全体の設計を担う上流工程の求人で評価されている資格です。

以降の資格も確認する

6位 ITIL

dodaの求人件数は752件、高年収率は35%で、今回から集計に加えた資格の中で最も高い順位になりました。システムの運用・保守を「サービス」として管理する考え方の資格で、職種別ではインフラエンジニアの求人で402件と、PMPと並ぶ5位に入っています。ビズリーチでも413件と多く、運用の管理職クラスで求められていることがうかがえます。

7位 AWS認定

dodaの求人件数は602件、高年収率は37%と、件数と年収のバランスがよい資格です。クラウドを使う求人が増えていることもあり、ベンダー資格の中ではスコアが最も高くなりました。職種別ではWeb系エンジニアの5位に入っています。

8位 プロジェクトマネージャ試験

dodaの求人件数は105件と少なめですが、高年収率は49%と高く、PMPに近い数字です。求人の数ではPMPに大きく差をつけられていますが、年収の高いポジションで求められる点は共通しています。

9位 応用情報技術者/10位 基本情報技術者

求人件数は28資格の中で1位・2位。名前を見る機会は最も多い資格ですが、高年収率は2割前後にとどまります。未経験者向けの求人で「入社後に取得を目指してほしい資格」として挙げられることが多いのが一因と考えられます。

11位 ネットワークスペシャリスト

3つのサイトすべてで8〜11位と、順位が安定しています。高年収率は25%ですが、インフラ系の求人は残業代や手当で年収が上がる形が多く、固定給だけで見ると低めに出やすい点には注意が必要です。

12位 G検定

dodaの求人件数は220件、高年収率は30%です。AIの基礎知識を問う資格で、ビズリーチでも105件と、件数のわりにハイクラスの求人で多く見られます。AIを使う仕事が広がる中で、今後の伸びに注目したい資格です。

13位 CCNP

dodaの求人件数は648件で、高年収率は22%です。CCNAの上位資格で、職種別ではインフラエンジニアの3位に入りました。高年収率がCCNAより高く、ネットワークの経験を積んだ先で評価される資格です。

14位 ITパスポート

dodaの求人件数は1,869件で、28資格の中で3番目に多い資格です。一方、高年収率は13%と低めで、未経験者や若手向けの求人で多く見られる資格です。

15位 マイクロソフト認定

dodaの求人件数は78件と少なめですが、高年収率は37%と高めです。Azureなどの資格は、求人では「AZ-900」のように試験の番号で書かれることも多く、今回は「Microsoft認定」でまとめて検索しています。そのため、実際の需要より少なめに出ている可能性があります。

16位 ITストラテジスト

IPAの試験の中でも最難関クラスで、高年収率も28%と平均より高めです。ただ、求人件数は258件と多くはなく、総合では16位にとどまりました。

17位 CCNA

dodaの求人件数は1,398件と多く、職種別ではインフラエンジニアで断トツの1位です。CCNAの求人の約75%がインフラ職で、アプリ・Web系ではほとんど見られません。高年収率は13%ですが、ネスペと同じく、インフラ職は固定給だけで見ると低めに出やすい点に注意が必要です。

19位 技術士(情報工学部門)

dodaの求人件数は48件と少ないものの、高年収率は38%と高めです。技術士は建設など多くの分野にまたがる国家資格のため、今回は「技術士 情報工学」で検索し、IT分野にしぼって数えました。件数は少なくても、名前の重みで評価される資格です。

24位 Java Silver/28位 Python 3 エンジニア認定

プログラミング言語の資格は、求人ではあまり名前が挙がりませんでした。Java Silverは138件ありますが、高年収率は15%です。Python 3 エンジニア認定は20件にとどまりました。開発職の求人では、資格よりも「その言語で何を作ってきたか」という実務経験が見られることが多いためと考えられます。学習の目標や、未経験から知識を証明する手段として活用するのがよさそうです。

稼げるIT資格ランキング(ハイクラス求人)

年収の高い求人では、どの資格が求められているのでしょうか。ハイクラス向けの転職サイト「ビズリーチ」で、資格名を検索したときの件数が多い順に並べました。

サイト別に見ると、評価される資格が変わる

同じ28資格でも、サイトによって上位の顔ぶれが変わります。

順位 doda(市場全体) マイナビ転職(幅広い層) ビズリーチ(ハイクラス)
1 基本情報技術者 基本情報技術者 PMP
2 応用情報技術者 ITパスポート 情報処理安全確保支援士/CISSP(同数)
3 ITパスポート 応用情報技術者 ―
4 PMP CCNA 基本情報技術者
5 CCNA LPIC 応用情報技術者

職種別:進みたい分野で人気の資格

doda で求人数の多いIT職種の上位3つについて、職種で絞り込んだうえで資格名を検索しました(カッコ内は、その職種の求人全体に占める割合)。

業務系アプリケーションエンジニア・プログラマ(22,936件)

順位 資格 件数
1 基本情報技術者 1,184(5.2%)
2 応用情報技術者 916(4.0%)
3 PMP 738(3.2%)
4 ITパスポート 321(1.4%)
5 システムアーキテクト 230(1.0%)

インフラエンジニア(11,852件)

順位 資格 件数
1 CCNA 1,054(8.9%)
2 基本情報技術者 741(6.3%)
3 CCNP 534(4.5%)
4 LPIC 528(4.5%)
5 PMP 402(3.4%)
5 ITIL 402(3.4%)

Web系エンジニア(11,501件)

順位 資格 件数
1 基本情報技術者 517(4.5%)
2 応用情報技術者 362(3.1%)
3 PMP 266(2.3%)
4 ITパスポート 134(1.2%)
5 AWS認定 117(1.0%)

参考:エンジニアの実感では?(日経クロステックの調査)

求人データとは別の見方として、ITエンジニアへのアンケートをもとにした調査もあります。日経クロステックが毎年行っている「いる資格、いらない資格」です。

注意点

IT資格一覧(28資格)

今回のランキングで取り上げた28資格を、種類ごとにまとめました。ランキング表の資格名をクリックすると、ここに移動します。

IPAの国家試験(情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士)

IPA(情報処理推進機構)が実施する国家試験です。ITパスポートを入口に、基本情報、応用情報、そして分野ごとに分かれた高度試験へと難易度が上がっていきます(各試験の難しさはIT資格の難易度ランキングで比べています)。情報処理安全確保支援士は、試験に合格したあと登録して名乗る国家資格です。

2027年度から試験制度が変わります

IPAは2026年3月31日に、試験制度の見直しを公表しました。現行の応用情報技術者試験と高度試験(8区分)は2026年度の実施で終了し、2027年度からは「マネジメント」「データ・AI」「システム」の3つの分野に分かれた新しい試験にまとめられる予定です(名称はいずれも仮称)。新制度では、すべての試験がCBT(会場のコンピュータで受ける方式)になります。

ITパスポート・基本情報技術者・情報セキュリティマネジメント試験・情報処理安全確保支援士は新制度でも続きますが、出題範囲などが一部見直されます。名称や細かい内容はまだ検討中のものもあるため、受験を考えている人はIPAの公式発表を確認してください。

ITパスポート

ITを使うすべての社会人向けの入門試験です。IT以外の職種でも取得を勧められることが多く、事務職などの求人にもよく書かれています。

基本情報技術者

ITエンジニアの登竜門と呼ばれる試験です。プログラミングやネットワーク、セキュリティなど、ITの基礎を幅広く問われます。

情報セキュリティマネジメント試験

ITを使う立場から、組織の情報セキュリティを守る人向けの試験です。エンジニアに限らず、情報管理を担当する事務職や管理職も対象で、基本情報と同じくらいのレベルとされています。

応用情報技術者

基本情報の上位にあたる試験です。技術だけでなく、マネジメントや経営の知識まで含めて、一人前のエンジニアとしての力を問われます。現行の試験は2026年度で終了し、2027年度からは新しい試験に引き継がれる予定です。

ITストラテジスト

高度試験のひとつで、経営の視点からIT戦略を立てる人向けの試験です。IPAの試験の中でも最難関クラスとされています。(2026年度で終了予定)

システムアーキテクト

高度試験のひとつで、システム全体の設計を担う人向けの試験です。要件をまとめて、システムの構成を決める力が問われます。(2026年度で終了予定)

プロジェクトマネージャ試験

高度試験のひとつで、システム開発プロジェクトを管理する人向けの試験です。計画・進捗・品質・リスクの管理などが問われます。(2026年度で終了予定)

ネットワークスペシャリスト

高度試験のひとつで、ネットワークの設計・構築・運用の専門家向けの試験です。通称「ネスペ」。(2026年度で終了予定)

日経クロステックの調査「いる資格、いらない資格2024」では、「最も役に立つIT資格」の1位に選ばれました(出典:日経クロステック「最も役に立つIT資格はネスペに、実務でも昇給でも効果を発揮」)。総合ランキングでは11位でしたが、現場のエンジニアからの評価はとても高い資格です。

データベーススペシャリスト

高度試験のひとつで、データベースの設計・運用の専門家向けの試験です。通称「デスペ」。(2026年度で終了予定)

エンベデッドシステムスペシャリスト

高度試験のひとつで、家電や車などに組み込まれるシステムの開発者向けの試験です。(2026年度で終了予定)

ITサービスマネージャ

高度試験のひとつで、システムを安定して動かし続ける運用管理の責任者向けの試験です。(2026年度で終了予定)

システム監査技術者

高度試験のひとつで、情報システムが適切に作られ、運用されているかを点検する人向けの試験です。(2026年度で終了予定)

情報処理安全確保支援士

セキュリティの専門家向けの国家資格です。試験に合格して登録すると「登録セキスペ」を名乗れます。資格を維持するには、定期的な講習の受講が必要です。2027年度の夏〜秋ごろから新制度に移行し、科目Bの出題形式や試験時間などが一部変わる予定です。

日経クロステックの調査「いる資格、いらない資格2024」では、エンジニアが保有しているIT資格のランキングで順位を上げました(出典:日経クロステック「保有するIT資格で登録セキスペが躍進、トップ3は昨年と変わらず」)。今回の求人データでも、ハイクラス向けのビズリーチで2位に入っています。

プロジェクト管理・セキュリティの国際資格

海外の団体が認定する資格で、外資系企業や大手企業の求人で特に評価されやすい資格です。どちらも、受験するのに実務経験が必要です。

PMP

米国のPMI(プロジェクトマネジメント協会)が認定する、プロジェクトマネジメントの国際資格です。業界を問わず通用し、取得後も更新のための継続学習が必要です。

CISSP

ISC2が認定する、セキュリティの国際資格です。セキュリティ分野で数年以上の実務経験が求められ、管理職・専門職向けの資格として知られています。

ベンダー資格(クラウド・ネットワーク・データベース)

製品やサービスを提供する企業が、自社の技術について認定する資格です。現場ですぐに使える知識の証明として評価されやすく、特にインフラ職の求人で強さが目立ちます。

AWS認定

Amazon Web Services(AWS)のクラウドに関する資格です。入門のクラウドプラクティショナーから、アソシエイト、プロフェッショナル、専門分野別まで段階があります。今回の集計では「AWS認定」でまとめて検索しています。

マイクロソフト認定

マイクロソフトが認定する、Azure(クラウド)やMicrosoft 365などの資格です。入門のAZ-900から、管理者・開発者向けの上位資格まで段階があります。

CCNA

ネットワーク機器大手のシスコシステムズが認定する、ネットワークの資格です。ネットワークエンジニアの入門資格として定番です。

CCNP

CCNAの上位にあたる、シスコの資格です。より大きなネットワークの設計・構築・運用の力が問われます。

ORACLE MASTER

オラクルが認定する、Oracle Databaseの資格です。Bronze・Silver・Gold・Platinumの段階があります。

Linuxの資格

サーバーでよく使われるOS「Linux」の技術を認定する資格です。サーバーエンジニアやインフラエンジニアの求人でよく見かけます。

LPIC

国際的な非営利団体LPIが認定する、Linuxの資格です。レベル1〜3の段階があり、世界共通の資格として通用します。

LinuC

LPI-Japanが認定する、日本の現場に合わせて作られたLinuxの資格です。レベル1〜3の段階があります。

プログラミング言語の資格

プログラミング言語の知識を証明する資格です。開発職では実務経験が重視されやすいものの、学習の目標や、未経験から知識を示す手段として役立ちます。

Java Silver(Oracle認定Javaプログラマ)

Javaを提供するオラクルが認定する資格です。Bronze・Silver・Goldの段階があり、Silverは開発者として基本的な文法やプログラムを書く力を問われます。

Python 3 エンジニア認定

一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が実施する、Pythonの資格です。文法の基礎を問う基礎試験のほか、データ分析などの分野別の試験があります。

そのほかの資格(技術士・ITサービス管理・IT経営・AI)

技術士(情報工学部門)

技術士法にもとづく国家資格で、技術者の最高峰の資格のひとつとされています。21の部門があり、ITの分野は「情報工学部門」です。二次試験を受けるには実務経験が必要です。

ITIL

イギリスで生まれた、ITサービスの運用・管理のベストプラクティス(成功事例をまとめたもの)に関する資格です。入門のITIL 4 Foundationが広く受験されています。

ITコーディネータ

経営とITの橋渡し役として、企業のIT活用を支援する人向けの資格です。経済産業省が推進し、ITコーディネータ協会が認定しています。

G検定

日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施する、AI・ディープラーニングの基礎知識を問う検定です。エンジニアに限らず、AIを仕事に活かしたい人向けの内容で、オンラインで受験できます。

出典

doda、マイナビ転職、ビズリーチの公開求人検索をもとに、デジクオ編集部が集計(2026年10月23日・24日時点)。

エンジニアの実感の参考として、日経クロステック「いる資格、いらない資格2024」の公開情報を紹介しています。